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Golden retriever

ゴールデンレトリバーの性格と特徴

ゴールデンレトリバーの歴史

 

19世紀半ば頃、スコットランドのダッドリー・マーシュバンクス伯爵(後のツウィードマウス卿)が交配により作出したのが起源といわれています。小型のニューファンドランド犬と掛け合わせた黒のウェイビーコーテッド・レトリーバーから生まれた、1頭のウェーブ掛かった黄色の被毛に覆われた「ヌー」を購入。「ヌー」及びツウィード・ウォーター・スパニエルを掛け合わせ、4頭の牝が生まれ、その内の1頭を基に、20年以上ブリーディングした。ウェイビーコーテッド・レトリーバー、アイリッシュ・セッター、後のブラッドハウンドとの交雑を何回か行い、新しい犬種としてゴールデン・レトリーバーを確立。

 

1903年、英国ケネルクラブはゴールデンレトリーバーを「フラットコート-ゴールデン」として初めて登録。1911年にはフラットコーテッド・レトリーバーとは別の単独の犬種として認められ、「ゴールデン又はイエロー・レトリーバー」と呼ばれ、数年後には「イエロー」という語は削除された。

 

1938年、ゴールデン・レトリーバー・クラブ・オブ・アメリカ(GRCA)が設立された。当該クラブは現在5000人の会員を擁し、アメリカンケネルクラブ(AKC)傘下の最大犬種クラブの1つとなっている。

ザ・ケネルクラブ(The Kennel Club、略称:KC)

イギリスにある世界最古のケネルクラブ。1873年に純血種の犬籍管理などを統括する目的で設立された。毎年、世界的に有名なドッグショーの運営開催などを行っている。ケネル(kennel)とは英語で犬の寝る場所、犬小屋のことである。

 

アメリカンケネルクラブ(American Kennel Club、略称:AKC)

1884年に米国で設立されたケネルクラブで、全純粋犬種の犬籍管理などを統括している愛犬家団体。公式の愛犬家団体としては、世界で2番目に古い(最古は英国のザ・ケネルクラブ)。ザ・ケネルクラブ同様に、毎年、世界的に有名なドッグショーの運営開催を行っている。

 

 

ゴールデンレトリバーの外見

 

明るいクリーム色から暗い赤金色まで多彩な毛色を持地、飾り毛は他の部分より明るい色で長く、ボディ前部、胸腹部、四肢後部及び尾下部を覆います。ダブルコートといい、羽毛のように柔らかく短いアンダーコート(下毛)及び弾力性のある長いトップコート(上毛)の二種類の毛があり、アンダーコートは防水性が高く、気温の低い季節でも冷水内で活動するのに適しています。また体温調整の役目も担い、気温が上昇すると抜け落ち、低下すると再び生えてきます。

 

均整の取れた体付きであり、男の子は体高58~61cm、体重29~34kg、女の子は体高54~57cm、体重24~29kgで、理想的な体長と体高の比率は11:10。頭部は割合に大きく、鼻は黒又は茶がかった黒色、耳は頬に沿って垂れ、アーモンド形の目を持ちます。

 

 

ゴールデンレトリバーの性格

 

「飼い主と共に働くことを喜びとする」特徴があり、他の犬とも親しげに接することができる犬種で「賢い、温和、知的、親しげ、確実」や「信頼できる性格」など人に懐きやすい性格です。人と同調する能力があるため、家族が静かにしている時には静かにし、遊ぶときはめいいっぱい遊びます。健気な性格でもあり、飼い主が願っていることを察知し、常に気に入られようと努力する面も。何より、忍耐力と包容力、細やかな気配りができ、それでいて楽天的なので、常に飼い主側が癒されるでしょう。一般的には、しつけやすく、子供から高齢者まで誰にでも扱いやす犬種とされています。

 

 

家族として迎えるにあたっての留意点

 

ゴールデンレトリバーは「人間との共生」を目的とする犬種の為、次のような特性があります。

 

◯戸外に繋ぐことや独居させることは嫌うため室内で飼養してください。

◯散歩が大好き

◯家族として認められることが大好き

◯運動不足になりがちなので、「走る」「動く」を念頭に置いた日課の工夫をしてください。

◯適切な運動を怠ると爪を削る機会がなくなり伸びすぎる為、定期的に爪のチェックをしてください。

◯幼児期に室内ではしゃいだり走り回ったりすると、股関節の発達に影響が出たり脱臼の危険が発生するので、はしゃぎすぎに気をつけましょう。

◯幼児期は歯の生え変わり時期など歯が痒く、あちこち噛んだりしますが、時期がくれば収まります。いけないことをしっかり教えることも必要ですが、神経質に考えなくても大丈夫です。自然と収まっていきます。

 

 

飼い主として果たすべき責任|室内飼いの注意点

 

愛犬の健康と安全の確保という観点から、室内外は有効な飼い方です。

◯穏やかな環境生活

家族の一員・パートーナー。ゴールデンレトリバーは人の感情を良く汲み取ります。穏やかな気持ちで接することができるよう家族の間で心がけましょう。

◯室内の温度

ゴールデンレトリバーは高温が苦手です。西日が強く当たるような環境や夏場に留守にするような場合は、エアコンをかけるなど、適度な室温、温度を保つ必要があります。その際、エアコンの風が直接当たらないように注意しましょう。

◯水

いつでも自由に新鮮な水が飲めるようにしておく必要があります。

◯床材の配慮

フローリングなので滑る場合があるので、カーペットなどを敷くようにして歩きやすくしてあげましょう。ペット専用のカーペット、コルク床などもあります。

◯事故防止

色々なものを口にしたり、観葉植物や電気製品をかじったり、ものを動かして高いところにあるものを落としたりと、思わぬ行動による事故を起こす可能性があります。普段からのしつけど同時に、事故を起こさないよう飼い主側が気をつけましょう。

 

 

イングリッシュゴールデンレトリバーの特徴

 

イギリスで発展したゴールデンレトリバー。白からクリーム色のプラチナカラーの毛色が特徴で、目や鼻は黒く、毛並みは短く硬めでウェーブが強い傾向があります。基礎となったニューファンドランドの影響が残っているせいか、骨太でずんぐりしていて、マズルも短めだといわれています。

 

性質

アメリカタイプと比較しておとなしめです。水猟犬として誕生した犬種のため、今ではその特性を生かして水難救助犬としても活躍

アメリカンゴールデンレトリバーの特徴

アメリカに渡ったイングリッシュゴールデンレトリバーにさまざまな犬種をかけ合わせて誕生。毛質はほぼストレートで柔らかく、明るいゴールドからブラウンに近い色まで、毛色には幅があります。目や鼻の色は濃い目の茶色で、イギリスタイプより細身の体、長いマズルが特徴です。

 

性質

ゴールデンレトリバーらしい優しい性格。活発で好奇心旺盛なところがあり、ややハイテンションになりやすいといわれています。人の役に立ちたい、一緒に作業したいという欲求が強く、盲導犬やセラピードッグなどとして活躍する面も。

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